海へ、山へ、川へ、畑へ。活動半径がとにかく広い。小さな子どもからお年寄りのことまで考えている。その根っこにある信念は『受け継ぐ』ということ。岡田和樹さんは、明るく爽やかにそして真剣に、歴史のリレー、食のリレー、命のリレーを日々実践している人なのです。


『久木元さんの印象ですか?三原の美味しい野菜を知ってもらいたいという熱意がすごい人なんです(笑) 自分で農家を訪ね、野菜や作り手をちゃんと見てくれて、お店ではその野菜の特徴や農家の想いをひとつひとつ丁寧にお客さんに説明して販売してくれています』
お客さんには何よりもまず“地域の美味しいもの”を知ってもらいたい。だから彼女のように農家とお客さんの間に入ってくれる人がいるととてもありがたい、と言う。


『子どもの頃の原風景と体験が根本にある』と言う岡田さん。美しいふるさとの風景や生き物、食べたものや遊びが、時代とともに消え去らないように、昔からの知恵や恵みを受け継ぎ伝え続けたいのだそうです。
『農家も高齢化が進み、昔ながらの食べ物の作り方や農機具の使い方など、誰かが伝えていかないと消えてしまう』

そんな歴史のリレーを強く意識する岡田さんの取り組みのひとつが、小学生を主体にした自然体験学習の場『棚田の学校』です。薪集めや鶏の餌やり、サトイモの収穫、火を焚いてのご飯作り、森や川の散策など多彩なフィールドワ ークで、現代の子どもたちに、自然から得られる貴重な原体験を受け継いでもらう取り組みを続けています。
『もしタイムマシーンがあったら、過去の様々な時代に行って、どうやって食べてきたか、生きてきたかを見てみたい』と言う。探究心が強く、研究熱心で『温故知新」を毎日実践しているような人だけれど、決して押し付けがましくなく『自然のせんせい』と呼びたくなる爽やかな人でした。
BingoSunMarketは、こんな彼の熱い想いで作ったお米や野菜たちを受け継ぎ、お客様にリレーしている八百屋です。